笑福亭鶴瓶論
読書記録です。
積読の中から読む本を選ぶとき、「いつ買ったっけ?」と存在すら忘れ去られていた本がたまにあります。それが、この本です。
多分、タイトルで興味を惹かれて買ったんだと思います。
だって論ですよ。論。
笑福亭鶴瓶さんを論ずるタイトルってちょっと読みたいと思いませんか?と買ったままずっと積読してたワタシが言うことではありませんが。。
気になる内容は
笑福亭鶴瓶とは、〝スケベ〟である――。
テレビじゃ絶対語らない、運と縁を引き寄せる「国民的芸人」の人生哲学。笑福亭鶴瓶こそが〝最強〟の芸人である――。
大物と対等にわたりあう一方で、後輩にはボロクソにイジられる。全国を訪ねて地元の人々と交流した翌日には、大ホールで落語を一席――。かくも老若男女に愛される「国民的芸人」の原動力とは何か?
生い立ちから結婚、反骨の若手時代、タモリ、たけし、さんまの「BIG3」、吉永小百合、中村勘三郎らとの交遊、人気番組NHK「鶴瓶の家族に乾杯」秘話まで。「テレビっ子」ライターが膨大な資料を駆使して、その長く曲がりくねった芸人人生をたどる。運と縁を引き寄せる、スケベで奥深い人生哲学に学べ!Amazon販売ページより
笑福亭鶴瓶さん。落語家であり、タレントであり、俳優でもあり、マルチに活躍する人気者。
ワタシ的には「鶴瓶・上岡のパペポTV」の印象が強く、エピソードトークの宝庫のような人だと思っています。
あと、人当たりが良くて誰とでも打ち解け、自分の懐に入れてしまう人だと言う印象。それがエピソードトークのネタ元となっていることが多い。
一時期、鶴瓶さんの電話番号は日本人全員が知っているという噂も出たくらい。
この本は、鶴瓶さんのテレビやラジオなどでの過去の発言や行動をもとに書かれている。
読んだ感触としては、第1章と第5章を読めば十分かと思う。
”笑福亭鶴瓶とはスケベである”と定義づけているが、ワタシとしては”スケベ”というワードよりももっと適したワードがあると感じている。
それは、関西人のニュアンスで”いやらしい”。
一見、スケベと同義語のように見えるが、関西人のニュアンスで言う”いやらしい”はスケベに加え、どす黒い何かを含んでいる。
先程、人当たりが良くて誰でも自分の懐に入れてしまう人だと書きました。本書の中でもサインを日本一書いているとか、素人に対しても面倒見が良いとか書かれています。
ところが、「本当は悪い鶴瓶」という項目があったりするところ、もしかしたら、”いい人”に見えるための努力や、”いい人”を演じているかもしれない。
もし、人当たりの良さが自分のいい人プロデュースだったとしたら。
めっちゃ、いやらしい。
めっちゃ”いやらしい”けど、いい人モードで相対した人たちは誰も傷つかないし、むしろ鶴瓶さんのファンになるだろう。
これが、笑福亭鶴瓶流の処世術であり、学ぶべきところはあると感じます。
自分の味方を作るときには参考にしたい”いやらしさ”です。
今日も最後までありがとうございます!ポチリとお願いします!めっちゃ喜びます!
にほんブログ村ぐうたら日記ランキングTwitterもやってます!フォロー大歓迎です!!
Follow @shidoiblog