スマホ脳
ちょっと前に話題になりました、「スマホ脳」を読了しました。
本書の概要は
・わたしたちは1日平均2600回スマホに触り、10分に1回手に取っている
・現代人のスマホのスクリーンタイムは1日平均4時間に達する
・スマホのアプリは、最新の脳科学研究に基づき、脳に快楽物質を放出する
〈報酬系〉の仕組みを利用して開発されている
・10代の若者の2割は、スマホに1日7時間を費やしている
・1日2時間を超えるスクリーンタイムはうつのリスクを高める
・スマホを傍らに置くだけで学習効果、記憶力、集中力は低下する
・世界のIT企業のCEOやベンチャー投資家たちの多くは、わが子のデジタル・
デバイスへのアクセスを認めていないか極めて厳しく制限している
・フェイスブックの「いいね! 」の開発者は、「SNSの依存性の高さはヘロ
インに匹敵する」と発言している
スマホに依存することのデメリットがメリットに比べて大きいので、スマホの使いすぎをやめようってことです。
狩猟採集民脳。ワタシたちはデジタル化に対応できる脳の進化をしていない。
ワタシたちの祖先は狩猟採集民族である。その時代は、一日の生活で考えることは「どうやって生き長らえるか」。
というのは、原始の時代の人々は常に危険にさらされていた。肉食動物から狙われているかもしれない、他者から襲われるかもしれない、自然災害で命を落とすかもしれない。
そのため、身を守るためには常に新しい情報を必要とした。
だから、狩猟採集民族が祖先のワタシたちは、身を守るために”新しい情報”に飛びつきやすいという性質を脈々と受け継いでいる。
それは、日々の生活で命の危険に晒されることが少ない現代においても、新しい情報を求めてスマホのスクリーンに釘付けになっていることでわかる。
つまり、祖先の時代から脳は進化しておらず、デジタル化に対応していないのだ。
スマホを使いすぎると、”気が散り、よく眠れなくなり、ストレスを感じる”
何か他のことをしていても、メールが来ていないかチェック、SNS投稿に”いいね”がついていないかチェック、スマホを触っていてもスクリーンに現れる通知に反応する。
スマホが気になって仕方ない。そして、常に一つの物事に集中できずにマルチタスクになってしまっている。
そもそも、人間はマルチタスクが苦手。マルチタスクが出来る人は人口の数パーセントしかいない。
それに、スクリーンから発せられるブルーライトが体内時計を狂わせ、脳を興奮状態にして、よく眠れなくなってしまう。
さらに、SNSで他者のキラキラした日常を見ることで、気づかないうちに自分と比較し、卑下し、自分に自信がなくなっていく。
スマホとは意識的に距離を置く付き合い方をしよう
本書の一番最後に、スマホとの付き合い方が箇条書きにされている。
すべて書くことはしないが、要約して書くと、「スマホとできる限り距離を置きましょう。必要最低限の利用に留めましょう。SNSは積極的に交流したい人とだけ繋がりましょう」ということ。
感想
ワタシ自身、スマホ依存はしていないつもりではあるが、スマホはなくてはならないものだと思っています。
確かに、スマホを利用すると通知が気になりますし、SNSだとあまりの情報の多さに考えが纏まらないことがあったり、次々へと注意が惹かれていくことがあるので、集中力という部分ではワタシにも思い当たるフシがあります。
あと、SNSで色んな人の考えに触れると、自分の考えに自信が持てなくなるときもあります。あまり、多くの人の考えを見て白黒つけようとすると、自分の立場がわからなくなるので注意だなと。これがストレスですね。
ここまで書いてて、スマホと言うよりもSNSの弊害じゃなかろうかとも思えてきました。
この本が言うように、ワタシの場合、精神衛生上、適度な距離感でスマホと向き合うのが良いのかもしれません。
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