ポンコツ一家
こんにちは~。
読書記録です。今回は「ポンコツ一家」。
著者は、にしおかぁ~ すみこだよ!のにしおかすみ氏。テレビでSM女王様姿でネタをして一気にブレイク。世間的には一発屋。でもワタシはこの方の人柄が非常に好きである。
SM女王様の姿をして、悪態をつくネタをしているときも、本来の人の良さが隠しきれない人。かなり気遣いができて優しい人柄。
ちなみに、野菜のカービングがプロ並に上手である。Instagramをフォローしているのでそれを見て驚いた。
前置きが長くなりましたが、実際の家族を題材にしたエッセイです。タイトルに「ポンコツ」とあるが、家族構成の紹介時にこうあった。
母、80歳、認知症。
姉、47歳、ダウン症。
父、81歳、酔っ払い。
ついでに私は元SMの一発屋の女芸人。45歳。独身、行き遅れ。
全員ポンコツである。
他所様の家族を呼ぶには憚れる「ポンコツ」という言葉だけど、作者が自分の家族を「ポンコツ」と呼ぶ奥底には深い愛情がないとタイトルにはできないと思います。
実際に、中身を読んでみると笑いと涙と家族愛に溢れたエッセイであった。
率直に。大変だなと思った。
幸い、ワタシには介護が必要な家族は今のところいない。
この本の中心にあるのは、「目を離すことができない家族との生活」である。その日々に悩み、考え、ときに挫折し、何もかも投げやりになってしまうことを認めつつ、それでも家族愛を諦めるもんかと主観的客観的に笑いに変えた日常の記録である。
当然、ワタシにはリアリティがない。率直に、大変だなと思った。
ただ、自分に置き換えたらどうか。おそらく、このように笑いに変える余裕はないだろうし、家族愛を諦めてしまうかもしれない。
その立場に立った時、自分にできるだろうかと不安になった。
最後に:同じ境遇なら救われるのかもしれない
あと、同じような境遇の方が日本中にたくさんおられるのだろうと想像を張り巡らせた。
誰もが、前向きに笑いに変えれる人ばかりではない。
同じ境遇の方が、これを読んで共感したならば、ひとときでも救われるのかもしれない。
そのように思いました。
本来、この本で笑いを届けることが本来の目的なんだろうけど、ワタシは真面目に受け取ってしまった。
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