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関西在住の会社員による、めちゃくちゃインドアな雑記ブログ

記憶に残っている、初めてのデート

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はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」

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初めてのデート

もう30年ほど前の話です。

 

Jリーグが創設される数年前、三菱金属工業蹴球団(後の鹿島アントラーズ)に入団したジーコが京都の西京極陸上競技場に試合のため来たことがありました。

 

地方局が「ジーコが京都にやってくる」というテレビCMを繰り返し放映するので、当時、中学生でサッカー小僧だったワタシでさえ、その情報を掴むには簡単でした。

 

「サッカーを、ジーコをこの目で見てみたい」と言う願望とは裏腹に、チケット代やスタジアムまでの交通費、親の許可など越えるべきハードルが多かったので、願望のまま静かに忘れることにしていました。

 

ところがある日、当時付き合っていた同級生の女の子から連絡があり、「ジーコ見に行こう!」と誘われました。

 

サッカー好きの彼女。でも多分、ワタシと二人で行くためにチケットを入手してくれたんだろうと今となっては思います。そんなわけで、交通費や親の許可などのハードルをクリアしていき、ワタシたちはジーコを見に行くことになりました。

 

しかし、ワタシはその時点で「サッカーを見に行く」と言うよりも、「デート」の意味合いの方が大きくなっていました。

 

当時、中学生。付き合ってはいるものの、どこか気恥ずかしいしぎこちない。学校区内で他の同級生の目に触れないように、会う時間を大事に過ごしていたワタシたちにとって、校区を出てスタジアムへサッカーを見に行くということは、大事件だったし、これまで経験したことがない「デート」でした。

 

当日は土砂降りの雨。同級生の目に触れないように、最寄りから離れた駅で待ち合わせをしました。

 

土砂降りで試合があるのかないのかわからないまま、電車に乗ってスタジアムへ。片道1時間ほどの小旅行でした。

 

スタジアムへ到着して試合は行われる模様でしたが、「本日、ジーコの出場はありません」の告知に残念な気持ちを隠しきれない彼女の様子を覚えています。

 

いや、そんなことよりも、彼女を残念な気持ちにさせたのはワタシかもしれないと今になって思います。

 

初めてのデートに終始緊張していたワタシは、その日一言も彼女と喋りませんでした。正確に言うと、緊張で喋ることができませんでした。

 

また、スタジアム内で試合を見ているときの二人の距離を表すとすれば「ソーシャルディスタンス」。そんな言葉あの頃なかったのにね。

 

そして今とは違って屋根のある場所が少なくて、傘を差しながら観戦。傘を持つ左手を右手に持ったハンカチで押さえている姿を見て、心のなかで「ごめん」と何度言ったことか。そして、それと同じくらい彼女を「かわいい」と思ったことか。

 

帰りの電車では緊張が限界に達して、一つ手前の駅でワタシだけ降りました。あぁ、なんて最低なヤツだ。

 

自責の念に駆られながら、帰宅後に電話で「ごめん」と一言。

 

ワタシがその日に感じた緊張は、彼女に対する想いだったはずですし、中学生のくせにしっかり恋愛していて彼女が好きだったんだと、強烈に記憶に残っているあの日でした。

 

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