こんにちは~。
本日は読書記録です。今回は山口真由氏著書の「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法」を読了しました。
非常に面白い内容でした。タイトルに説得力を持たせるためか、文章もわかりやすく、スラスラと読めて、「これなら7回読みはできるなぁ」というような難易度でした。
本の内容は、「勉強法」「山口氏の勉強エピソード」「7回読みの実践方法」「勉強へのモチベーション維持方法」「なんのために学ぶか」という構成になっています。
「7回読み勉強法」とは、タイトル通り本を7回読む勉強方法。それもじっくり集中して読むのではなくサラサラと7回読むと知識が自然と身につくということなんです。
しかし実のところ、知らないことを「認知」する読み方から「認知」したことを深く「理解」する読み方へグラデーションのように段階的に本の読み方を7回変化させて行くという解釈がしっくり来ます。7回読んだ頃には、本が脳に転写されているような感覚が覚えられてるとOK。だから、漫然と7回読んでもダメなものはダメだと思いました。結局、理解するための努力は各所で必要ですから。
それよりもワタシ的には、最近、子供の勉強を見ることが多いので、「勉強法」や「モチベーション維持」の方が勉強になる所が多かったです。
2桁×2桁の筆算が苦手な息子
小学3年の算数の問題です。2桁×2桁の筆算が苦手だから教えて欲しいというので、一緒に問題に挑みました。
宿題で出された算数プリント。自分でやった解答をワタシがチェックしてみると、全部ではないけれども、まぁまぁ間違えていました。
間違うのには絶対に理由がある
まずは、算数プリントの間違えた部分を、ワタシと一緒にやってみることにしました。
筆算を使っての計算の仕方について確認。掛ける数字と掛けられる数字の順番と位の揃え方は理解しているようでした。
次に九九の確認。声を出して、にさんが? さんし?。九九についても危ういところがあったけど、覚えているようでした。
あと足し算。これは全く問題なし。
なので、ワタシと一緒にやると間違えませんでした。
算数とは違うところに理由があった
もう一度、一人で問題をやらせると、数問はいい感じのペースで正解の解答をしていましたが、途中から間違いが出ました。
筆算のやり方や計算方法は理解しているのに間違うのは、意外なところに理由がありました。
- 計算している途中で自分がどこを計算していたかを見失う
- 繰り上がりの数字を式途中に小さく書くため、途中の計算式がグチャグチャになって位の揃え方が雑になる。
算数の問題とは全く違うところに「間違う理由」があったのです。
解決法を決めました
計算している途中で自分がどこを計算していたかを見失うことについては、問題に集中していないと自分がどこをやっているか見失う事は往々にあることなので、鉛筆で数字を差しながら計算をすることをルールにしました。
繰り上がりの数字を小さく書くについては、書く位置と大きさがどこがいいか?どれくらいがいいか、どうすれば見やすくなるかを自分自身の感覚で決めさせました。
勉強は基本が理解できていたら、工夫する事を教えてやる
間違う理由がはっきりしたので、そこを改善したら、驚くほど正答率が上がって計算を終わらせる時間が早くなりました。
鉛筆で数字を差しながら計算をする。繰り上がりの数字を書く位置と大きさを調整してわかりやすく位を揃える。
勉強を教えたのではなく、解答するためのちょっとした工夫を教えただけです。
勉強は基本が理解できていたら、どうすれば早くできるか?どうすれば簡単に解答できるか?の工夫を後追いで教えてやると、効率的に取り組むことができます。
勉強は反復と継続が命。少しでもラクに解答できる工夫は、この反復と継続を維持するためのテクニックです。
自信を持たせる
勉強は成功体験が全てです。出来なかったことが出来た時の喜びの積み重ねが、勉強へのモチベーションになると思います。
今回、息子にはこのように言いました。
「お前は算数が出来ないのではない。だから自信を持ちなさい。筆算のやり方も九九も足し算も出来ていたでしょ?じゃ、なんで答えを間違えるか?それは、途中でどこを計算しているか分からなくなってるから。途中の計算式がグチャグチャになって、自分で書いたどの数字を使えばいいか分からなくなってるから。それって、算数が出来ないじゃなくって、整理整頓が出来てないってことよ。数字だって整理整頓してわかりやすく扱わないと正しく計算できないのよ。」
我ながら名言かも。算数が出来ないのじゃなくって、数字の整理整頓が出来てないだけ。
息子たちには勉強嫌いにはなってほしくはないです。しかし、実際、勉強っていうのは苦痛が伴う辛いもの。だから、ワタシは勉強そのものよりも出来ないことが出来た喜び、成功体験を教え、根拠なきでもいいので自信を持たせる事が大切だと考えます。
最後に
勉強には苦痛が伴う、しかし成功体験が積み重なれば喜びと自信が生まれる。努力とは反復と継続
「根拠なき自信」は次のステップに挑戦するエネルギー源。恐怖心を麻痺させエネルギーを掻き立てるには自分への一種の暗示「自分ならできる」という確信が必要。そこで成果を得れば「根拠なき自信」は「証明された実績」に変わります。
今回読んだ「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法」は大人のための勉強法確立のための本だと書いてありましたが、子供に勉強を教える時にも、非常に参考になる考え方が書いてありました。
引用にあるように、山口氏は「勉強は辛いもの」だと誰もが感じている気持ちをはっきり断言していて、でも、「どんなことでも、出来なかったことが出来たときって嬉しいし、もっともっとやりたくなるよね」「勉強もそれと同じで、出来た!っていう喜びと自信が勉強をもっともっとしたいというエレルギーになるんだよ」と、辛いことを楽しいことに変換させるきっかけを示してくれています。
ワタシたちが子に教えねばならないのは、成功体験の快感ですね
そして、ワタシ自身(大人)が勉強する姿を息子たちに見せることですかね。
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