「~させていただく」
最近、テレビを見ていてイラッとすることがある。
それは、「~させていただく」という言い廻し。テレビに出ているタレント、特にジャニーズが多用しているように見受けられます。
「~させていただく」は謙譲語として正しい日本語ではあるが、どんなことも「させていただく」と言い回せば、謙って聞こえると言うものでもないし、かえってクドく聞こえてくる。
こないだなんかめっちゃ酷くて、チョコレートのお店かなんかの店長さんだったと思いますが、このフレーバーはどのように作られているか?の質問に、「チョコレートにマスカルポーネチーズを練り込まさせていただいております」と。。
完全に日本語崩壊してました。分からなくとも声に出して違和感がないものなのかとゲンナリしてしまいました。
この「~させていただく」の言い回しについて、どのように使えば正解なのか調べてみました。
「許可」と「恩恵」
「~させていただく」という正しい言い回しは、「相手に許可をとった上で、自分が行うことについて、恩恵を受けることに対して敬意を払っている場合」であると文化庁はしています。
簡単に言うと、「それやっていいよ~」って言われてやったことで自分が恩恵を受けた事に敬意を払う状況。これでもややこしいな。
相手に許可を得ているか?自分に恩恵があるか?が「させていただく」の判断基準となるようです。
例えば、「お荷物を移動させていただきます」は、勝手に荷物を移動させてはいけないので、許可をとり移動させることによって、場所が空いたり、もう一個荷物を置けたりと恩恵が受けれる状況なので、正しい使い方。
非常に難しい判断にはなると思いますが、前述の「マスカルポーネチーズを練り込まさせていただいて・・」は誰に何の許可とって誰が恩恵受けるん?ってツッコミ満載の使い方であることは明白になりました。
「~させていただきます。」の乱用も気をつけたいところですよね。ほんとにクドい人いますしね。二重敬語とか。そういうときって大概、「~致します」に置き換えるとスラッとした文章に変わります。
例えば、「拝読させていただきます。」
拝読が既に謙譲語なのに「させていただきます。」はおかしい。そこは「拝読いたします」が正解。
日本語が乱れているとか、そんな堅物なことを言うつもりは毛頭ないのですが、言葉のリズムとして気持ち悪いと思えないことが嘆かわしいと思う次第なのであります。
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