葡萄が目にしみる
読書記録です。
林真理子著書の「葡萄が目にしみる」。
葡萄づくりの町。地方の進学高校。自転車の車輪を軋ませて、乃里子は青春の門をくぐる。生徒会の役員保坂に寄せる淡い思い。ラグビー部の超スター岩永との葛藤。冴えない容姿にコンプレックスを抱き、不器用な自分をもどかしく思いながら過ごした思春期――。目にしみる四季の移ろいを背景に、素朴で多感な少女の青春の軌跡を鮮やかに描き上げた感動の長編小説。
amazon商品紹介より
スクールカーストで下位に位置する女子視点の青春ストーリー。容姿にコンプレックスがあることで、自分に自信がない。なのに、自意識過剰な女の子。周囲の目が気になるお年頃の物語。
ワタシにも覚えがある。クラスで一人二人はいるおとなしい子。容姿がどうのとか思わないこともなかったが、ワタシが彼女にしたいと思う対象からは完全に外れる子。
勉強が出来て、体育が嫌い。口数少なく消極的。
物語の中で、ラグビー部の岩永という男子が登場する。ワタシはどちらかというとそちらよりの人間。
スクールカーストだと上位ではないが、その次か次の次には位置していたと自分では思う。
花火大会で主人公の乃里子が、同級生女子と岩永たちの”イケてるグループ”を鉢合わせになるシーンがあるが、両者のメンタルの対比はそのシーンに凝縮されている。
劣等感。
正直、ワタシには乃里子の心情が少し分からない。なぜなら、他と比べて多少の劣等感はあれど、乃里子に比べると陽キャだったと思う。
その分からない視点からのストーリは切なかった。
この感情は言葉にするのはとても難しい。
でも、きっと思春期を経験したものには懐かしく、胸を締め付けられるのではないだろうか。
うまく纏まりませんでした。
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