おもちゃの病院
たまごっちがやりたい
先月、唐突に息子Bから「たまごっちをやってみたい」と言われました。その発言の裏には「だから買ってくれ」が隠れているのが見え見えでした。
たまごっちといえばワタシ。
3年ほど前、若かりしワタシが購入したたまごっちをほじくり出して育てていました。
なので、息子に新しいものを与える前にまずは経験と思い、このたまごっちで遊ばせることにしました。
たまごっちが壊れてた
さっそく、電池を入れ替えて、時刻を合わせて、たまごっちが孵るのを待ってました。
ところが、何度やっても待ってる最中に電源が落ちてしまい、画面が消えてしまう状況になりました。
もう30年近く前のものですから、ガタが来てて当然ではあるものの、不調の原因を自分なりに探ってみました。
このたまごっちの裏面を開けると、電池の挿入口になっています。
開けてみると▼
分かりますでしょうか?向かって左。
ぼやけてますけど、なんと電極が折れてしまってたのです。これが付く付かないのギリギリのところで通電してたみたいです。
自力で修理は無理っぽい
恐らく、電極の折れた部分を”はんだ”で接着すればいいとは思うんだが、肝心のはんだごてを持ち合わせてなくて。。
この状況で何とか自力で修復できないかとGoogle先生にお知恵を借りながらあれこれと調べてみるが、、、、
自力での修復は無理と判断。さてどうするか。
販売元へ相談するが撃沈
修理ならば、単純に販売元へ相談するのが一番と思い、バンダイへ破損部分の写真を添えて状況説明と修理の依頼をメールしました。
3日後。
かなり前の商品につき、部品が残っていないため修理は不可。長きにわたりご愛顧いただき誠にありがとうございました。
と、臨終宣告。
でもね。
多分メーカーでは無理だろうなと想定していたので、もう一つ、修理の打診をしていたところがあります。
おもちゃの病院
ご存知ですか?おもちゃの病院。
現役を引退した技術者の方々が集まり、ボランティアでおもちゃを直してくれるところがあるのです。
ネットで調べてみると全国各地でそのような活動が行われています。
ワタシは以前からこの活動については知っていました。
まさか自分がお世話になるとは思ってなかったですが。
メーカーへの依頼と並行しておもちゃの病院にも修理の打診をしていました。携帯ゲームなどは修理の対象になってなかったので、恐らくこちらもダメだろうと覚悟していました。
が、おもちゃの病院からの返事は「直せるかどうか診ますから、ご来院ください。ただし、たまごっちは入院となります」とワタシと息子の希望を繋いでくれました。
たまごっち入院
地元近くのおもちゃの病院は月一の開催で、指定された日にたまごっちを持って行きました。
担当の方にたまごっちを引き渡し、破損箇所の説明をして実際に診てもらいました。
担当の方は、箇所を一瞥した後、「大丈夫。治りますよ。」と。
ワタシは「よろしくお願いします」と、入院手続きを行いました。
経過観察
修理の経過はWebページの掲示板で確認ができるようになっていて、半月くらい経った頃に掲示板を除いてみると。
【受付番号 〇〇 たまごっち】治療完了しました。次回退院できます。
【症状】ボタン電池のマイナス側電極が破損。
【治療内容】0.2mmリン青銅板で電極形状を作成し、元の電極ベース(残存部分)に半田付け固定しました。
【費用】発生なしです。
治ってる!
よく読んでみると、電極を新たに作って取り付けたと。それで、こちらの費用なし。
これはかなり申し訳ない。部品代と技術料はお支払いしたい気持ち。
迎えに行くとき、菓子折りでも持っていこうかと思うが、それをするとボランティアとして成立しないと思いやめた。
たまごっち退院
一ヶ月の入院からたまごっちが帰ってきました。
分かりますでしょうか?向かって左。電極が折れてた部分。
違う素材で作成された電極が取り付けられています。
電池を入れて遊んでみると。▼
以前と変わらず、不自由なく遊べます。
おもちゃの病院の方々になんとお礼を申し上げてよいか。
ほんとに、ボランティアとしてされていることに尊敬の念しかありません。リタイアされて、人の役に立つために集まるジィジたちは最高でした。
世の中、こんなジィジとバァバばかりだったら良いのに。
まとめ
おもちゃが壊れたら、新しく買い替える前に修理を考えるのも一つの手。販売元でも修理が不可と断られたら、おもちゃの病院を検討してはいかがでしょうか。
こちらが病院リストです。近くにあるかどうかを確認できます。
治療してもらえるおもちゃの種類は限定されてると思いますので、予め利用ルールを確認してください。
開催時に壊れたおもちゃを直接持ち込んでもいいですが、先に治療の可否を問い合わせておいたほうがいいと思います。
一つ注意として、病院といえど完璧ではないので、預けても治せなかったり、元通りの形状に戻らなかったりすることを許容しないといけません。
そのあたりを総合的に考えて判断が必要です。
今では販売してないおもちゃとか、大事なおもちゃとか、思い出のおもちゃとか。壊れたからと割り切って捨てることができれば良いですが。。
ワタシ的には、なんとかして元通りにできないだろうかと思う気持ちを子どもたちに育んで欲しいし、多くの子育て中のお父さんお母さんに、このような活動があるのだと知って欲しいですね。
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