ヤモリ捕獲と強制退去作戦②
前回までのあらすじ
帰宅したワタシは洗面所でヤモリ二匹と遭遇。縁起が良いとはいえ同居はご勘弁。というわけで、なんとかご退去いただくようワタシと相方は強制退去作戦を決行。まずはサッシの隙間に逃げ込んだ標的No.2のヤモリを狙う。
作戦１・お箸
ビニール袋を手にはめて、ダイレクトに捕まえにいったところ窓のサッシに逃げ込んだヤモリ。これでは手での捕獲は難しい。
細い隙間に追い込んで捕まえるためには・・・
お箸！
そう、サッシの隙間にいるヤモリをお箸でつまんでビニール袋へ。お箸の扱いにはそこそこ自信があるので、これは天才的発想だと我ながら感心しながら相方にお箸の用意を指示。
そして渡されたお箸が、ガチでワタシがご飯で使ってるお箸。
そうそう、お箸は使い慣れてるのが一番やからね。
違うやろがい！こういう時は割り箸やろがい！
と余裕のノリツッコミをはさみながら、割り箸持っていざ！
秒で逃げられ、洗濯機の裏側に逃げ込み見失いました。。。
そら、お箸でつまめたら苦労せんわ。
気を取り直し、天井近くにいる標的No.1のヤモリに狙いを変えた。
作戦２・落としてゴミ箱でキャッチ
次は失敗できない。天井近くにいるヤモリはNo.2のヤモリとワタシの攻防を見ていたかのようにお箸を向けると警戒して反応してくる。もうお箸は諦めて次の作戦に移行。
この地球には重力が働いていることなど、壁一面を自由自在に動き回れるヤモリに知る良しもないだろう。
天井に張り付いている所を棒で剥がし、落ちてきたところをゴミ箱でキャッチするという、我ながら惚れ惚れする斬新な作戦で再度挑むことにした。
あらぬ方向に逃げないように刺激せずそっと近づき、棒でヤモリを足払いしてゴミ箱でキャッチ。これは効果覿面で見事にキャッチし、予めゴミ箱に敷いてあったビニール袋に閉じ込め、そのまま野外へ開放！
残るは逃したヤツだけ。どこに行ったか全く見当もつかず出てくる気配もない。
まぁ、益獣と言われるくらい害のない生き物だから、入ってきたところから自然と外へ出ていくのではと淡い期待を言い聞かせながら、ヤツは見逃してやった。
その数時間後
お風呂から上がったタイミングで、さっき逃したヤツに遭遇。体を拭くのもそこそこに、ゴミ箱と棒を装備しすぐに捕獲に取り掛かった。
もちろんワタシは真っ裸。あたりはビッショビショ。
同じ相手に同じ失敗はしない。当然、先程とは違いサクッと捕獲に成功してビニール袋へ閉じ込めた。
とりあえずパンツを装備したいワタシは相方を呼び、捕獲したヤツが入っているビニール袋を持つよう指示したが、まさかの拒否。気持ち悪いとのこと。
仕方なく、片手上等でパンツを装備し、まだ十分に拭ききれていない髪と体を拭こうとタオルを探したら、相方がワタシのタオルで床の水滴を拭っているではないか。
まだ拭けてへん！ヤモリでテンパりすぎ！
代わりのバスタオルで事なきを得て、捕獲した最後のヤモリを外へ解放して、その日、家族全員の安息を守ったワタシでありました。
ヤモリちゃん。ワタシ個人的にはあなたは縁起のいい生き物だと思っているけど、君のビジュアルが苦手な家族が多いせいで、同じ屋根の下で暮らすのは無理なんです。ぜひとも家の周りから我々家族を見守ってくれると嬉しいな。
というわけで、これからもよろしく！
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