一部の事が原因で全部が否定されることって多いですよね。
連帯責任。ワタシはこの言葉が大嫌いです。
高校時代、団体行動に重きを置いた教育方針の校風だったため、一糸乱れぬ団体行動を強要された事が理由です。国語数学等の科目は特に普通なのですが、体育の授業、全校集会などにおいては”軍隊”のような指導が入ります。
右向け右、回れ右、点呼。一人でも揃わないと腕立て伏せ。しかも腕立て伏せの体勢のまま教員の話を聞かされて、力が持たずに肘や膝をつくような生徒がいれば、最初から。もしくは200メートルダッシュ。男女関係なくでした。
思えば、自分がミスれば全員に迷惑がかかる(全員から白い目で見られる)という強迫観念の植付でしかなく、主体性をもった団体行動の育成というよりも教員がコントロールしやすい生徒の育成だったかと。
誰かが粗相したら「連帯責任」で全員がペナルティを受ける。これをどうしても受け入れることができずに高校三年間を過ごしました。身振り手振りが揃わないことなんて連帯責任にするほどのことでもなく、個別指導で改善すればいいだけだと思いません?
例えば、食パンやお餅の一部分にカビが生えたとしたら、まるごと捨てますか?そこだけ削って食べません?ワタシは完全に後者です。
でも、悪い部分がその他にどれだけ悪影響を及ぼすかの判断は大事だとは思うんですよね。悪影響考えずに食べて体調壊したら元も子もないですからね。
高校時代の団体行動も失敗した生徒からどれだけの悪影響が他の生徒に及ぶのか、はたまた、それが連帯責任となるほど重大なことなのかの判断が納得できるものであれば団体行動も有意義なものになったと思いますね。
先日、いろんなイベントが延期や中止になっている中でFUJI ROCKが開催されました。開催自体に賛否がありましたから、主催者や演者はすごく葛藤した末の開催だったのかなと思います。
集客を減らし、酒類の販売を禁じ、マスク着用、声出し禁止、密集禁止などをガイダンスとして提示し遵守を求めるなど運営側も対策を講じていたFUJI ROCKですが、残念なことに一部にガイダンスを守らない人も居たらしい。
多分、多分ですけど今年のFUJI ROCKの開催に携わった運営や出演者は、今年のステージが盛り上がることよりも、FUJI ROCK自体の存続が目的だったとワタシは考えています。
ワタシはyoutubeでステージを見ておりましたが、恐らく、ゼロはなく、このウィルスとはこれから長く共存しないといけない。共存しながらFUJI ROCKを存続させたい、可能な限り以前のようなFUJI ROCKに戻したいという気持ちとその方法を模索しているきらいが出演者の言動から窺えましたし、来場者の多くはガイダンスを守って行動していたように見えました。
それが一部の来場者の行動によって批判が集まってしまう。残念なことです。
飲食や観光、イベントどれにも言えることですが、一部がダメだから全部がダメという目で見ず全体で評価してほしいなと思いますし、運営側も安心安全と非日常のバランスの最適解を見つけてほしいと思います。
FUJI ROCKについてそのように思っていた矢先にこんなニュースがありました。
言語道断。本当に残念ですが、ライブやフェスへの理解はまた更に遠くなったと感じました。
音楽フェスの一部がやらかしたことだけれども、この悪影響は大きすぎます。今後全てのフェスが容認されない事態に追い込まれてもおかしくないとも思います。
頑張ってきた同業者の努力も水の泡。
ワタシの大嫌いな連帯責任が大手を振って歩くのだろうか。
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