『余白』の大切さ
発注していた資材が納品されたものの、蓋を開けてみると頼んだものとは違う資材が入っていました。
業者さんにその旨を連絡して、引取りと交換をお願いしました。当の業者さんは平謝りしていましたが、直ちにワタシの仕事に支障をきたすことは無かったので、資材の手配を改めてお願いして後日納品してもらうことにしました。
というのも、ワタシは最初から「自他関わらず、間違いや失敗というのは起こり得るもの」だと常に織り込んで仕事のスケジュールを組んでいます。間違いや失敗をある程度許容できる『余白』を作っておくと、本当にイレギュラーが起こった時に焦ることもなく対応を考えることができると思います。
車のハンドルの遊びも『余白』だし、休日も『余白』。生産性のないムダな部分だとも言えるかもしれません。
以前、トヨタ生産方式の現場カイゼンを勉強した時、コスト低減を実現する「徹底的なムダの排除」と必要な時に必要な量を生産する「ジャストインタイム」を学びました。
どちらも現場の効率化を図るものですが、人間の動作のムダを排除し、2人でやっていたことが1人でできるようになったり、必要な量だけを生産することで停滞する在庫を減らす事を実際に体験したことを覚えています。
現代ではネットや人工知能が進化してきて、さらに効率良くコスパよく行動することが当たり前の世の中になり、ワタシが学んだカイゼン以上に、2人の業務が1人どころじゃない、0人になるくらいの勢いです。
効率化で仕事から『余白』がなくなるぶん、個々人の生活に大きな『余白』ができる世の中に変化している過程が現状だと思います。
働き手がネットやAIに置き換わると言われていますが、所詮、効率化される仕事というものは業務や作業であり、この先、人の労働力は必要ないということは間違いないのでしょうね。
これから先は、手に入れた『余白』を価値に変えることが仕事になるんだろうと思います。
機械やネットやAIって『余白』がないです。つまり、臨機応変さは皆無ですから、人が『余白』を補ってあげないとダメだと思うんです。
仕事は人と人が行うものですから、いつでもどこでも誰にでも同じ対応では行かないはず、ネットやAIと顧客の間でうまく調整する役割こそがこれから必要となるスキルです。
量的・時間的・距離的な調整などですかね。
ワタシの今の仕事はネットやAIなどとは程遠い仕事ですが、ムダなコストを使わず効率的に業務をすることは必須です。しかし、ギチギチに効率化しても臨機応変に動けない業務は価値が薄いと思っていますから、ワタシは仕事に『余白』を作ります。
ここでは、仕事と会社の間での調整ということになりますかね。
『余白』の大切さを考えた日でした。
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