「声の抑揚がないから、私の言うことは相手に伝わらないって言われたんですよね。どうすれば声に抑揚がでるんですかね?」と相談を受けました。
少なくとも、喜怒哀楽を声に乗せて話ができているから、ワタシがその人と話をしていて、声の抑揚がないとは思ったことが無かったのでその相談には少し驚きました。
相談されたからには何かしら応えないとと思いますので、ワタシの経験から少しアドバイスをさせてもらいました。
声の抑揚よりも伝える事
その方は「どうすれば、声に抑揚が出るのか」と悩んでいたのですが、指摘されたことから悩むべき所は「どうすれば、自分の話が相手に伝わるか」であることに気づいてもらいました。
声の抑揚は相手に伝えるテクニックの一つに過ぎない
話を相手に伝えるための様々なテクニックがありますが、『声の抑揚』はその中の一つに過ぎず、その『声の抑揚』が不得手であるならば他のテクニックを使えば良いんじゃない?と提案してみました。
そもそも、その人に声の抑揚が全く無いわけではないので、いろんなテクニックを織り交ぜることを勧めました。
声の抑揚
『声の抑揚』は読んで字のごとく、重要な部分や大事なところを声の大きさやスピードで『強調』するテクニック。
声の大きさを文字で表すなれば、
普通の声で話せば、こんな感じ。
大きな声で話せば、こんな感じ。
囁くように話せば、こんな感じ。
大きな声は遠くまで届いて大事さだけを強調するけど、逆に囁くように話すと大事さの強調に加えて、内密さが加わります。
これを、TPOと相手によって使い分ける事が必要となります。
身振り手振り
話を相手に伝えるための第二の手段。話をしている時、自分に注目を集めることで相手の意識を飽きさせず話に集中させることが加われば、伝えやすくなります。
ボディランゲージまで大きく動く必要はないが、手をうまく動かすだけでも自分に注目を集めることはできます。
ワタシは何かを話しているとき、手の動きを多用しています。実際にその人にワタシが話している時の手の動きを見てもらいました。
音
声とは違う音を織り交ぜることで、話の内容を印象づけると伝わりやすいと思います。それは別段、音楽というわけではありません。
その人には、『ここが大事』というポイントを説明する時に黒板を叩く先生がいたりしませんでしたか?と気づいてもらいました。
話を相手に伝える時に、『音』は話を印象づけるのに便利なテクニックだと思います。
何より、言葉に熱量を乗せる
前述した話を伝えるテクニックは、実はワタシたちが日常、無意識に行っているもので誰もができるスキルであると思います。
ただ、改めてスキルとして認識して使い分けをすることが難しいのだと思います。そこは、意識することで習得できると思います。
しかし、結局のところ、相手に話を伝えるにはテクニックよりも『言葉にどれだけ熱量が乗っているか』だとワタシは思っています。
その人には、「うまく説明することよりも、下手でも良いから自分の思いを聞いてほしい」という熱量を持って話をすることを提案しました。
最後に
その他にも、短いセンテンスでわかりやすい言葉を使うとか、トークやバラエティ番組で話術や話の構成、チョイスするワードを分析してみると役に立つなど、ワタシなりの提案をしてみました。
相手に話を伝えることって、やり方に正解がないし難しいなと改めて思った日でした。
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