「にぬき」。
突然ですが、何のことかわかりますでしょうか?
答えは
ゆでたまごでした。
煮抜き卵の略語で、関西(特に大阪・京都)の方言でゆでたまごの事を「にぬき」と言います。
じゃりン子チエ見てて、「にぬき」ってワードがでてきた。ワタシのオカンはこのワードを使ってたなぁ。
— tada@お元気ですか?ワタシは元気です。 (@shidoiblog) 2021年4月15日
多分、今の関西人も知らんワードやろなぁ。
「にぬき」=「ゆでたまご」。#にぬき #ゆでたまご
先日の『じゃりン子チエ』の話題を引っ張りますが、アニメの中でこの「にぬき」と言うワードがサラッと出てきたことに懐かしさ半分、感動半分でした。
感動のあまりツイートしましたが、最近は関西でもこの「にぬき」と言うワードをほとんど聞かなくり、ワタシの同年代でさえ「にぬき」が何のことだか知らない人が多いです。
ワタシの場合は、オカンがゆでたまごを「にぬき」というタイプだったので、「にぬき」と言うワードに違和感など感じたこともなかったです。
大人になってから、この「にぬき」という方言を関西の人が使わなくなっていることに気づきました。
確かに、現在の関西弁は昔のベタベタコッテリが薄まっていて、どこかスマートです。ワタシ自身もゴリゴリの関西弁などは威嚇する時にしか出てこないと思います。
そう考えると、他にも「最近聞かへんなぁ」という関西弁があるのではと、思い出してみました。
ほたえる
「調子に乗って暴れる」とか「騒ぐ」といった意味ですね。
同じような意味で「いちびる」という方言がありますが、こっちは単に「調子に乗ってる」とか「ふざけてる」といった意味で、『ほたえる』よりも一段階下のニュアンスがあり、こちらはまだ日常で使われているような気がします。
ここ数年は「ほたえる」という人と出会った事がない気がします。
使い方としては、部屋でバタバタ暴れている兄弟に向かってオカンが「アンタら、ほたえるんやったら外行き~」といった感じですね。
もーもー
多分これを知ってたら関西弁の上級者じゃないでしょうか。
「もーもー」は今現在まったく耳にしない言葉になりました。
これは、四つん這いのポーズを表す言葉です。幼児のお尻ふきやぎょう虫検査のシートを貼り付ける時(古い)などのシチュエーションで使います。
ワタシが小学校の時、ぎょう虫検査提出の朝は「お尻だして、もーもーして」とオカンに言われて、四つん這いになってたのを思い出します。
基本的に幼児や子供に向けての言葉ですが、これを今自分の子供に使っているお父さんお母さんを見たことがないですね。
幼児語なだけに大人に向けて使うと面白いという事もあります。
まんまんちゃん、あん
「まんまんちゃん、あん」子供の頃はそう言って手を合わせていました。
これは、仏様に手を合わせるという意味の幼児語です。これは関西だけじゃなく地方によって言い方あるみたいですね。
小さい頃は、祖父や祖母がワタシの手を引いて歩いている時、途中にお地蔵さんや社があると立ち止まって、「まんまんちゃん、あんしていき」とよく言われたものです。
何の違和感もなく使っていましたが、語源を調べてみると「南無阿弥陀仏」「なまんだぶ」だそうです。
最後に
ちょっと、幼児語に偏ってしましましたが、最近では聞かなくなった関西の方言を3つ思い出してみました。
多分、思い出せないだけでまだまだ使わなくなった関西弁はあると思います。
機会があれば、また思い出してまとめてみたいと思います。
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