こんにちは~
久しぶりに読書記録です。
今回は「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」を読了しました。
外資系の会社でグローバルに活躍する日本人がいる一方で、中国やインドなどの優秀な人材が安い給料で日系企業に就職している現状、さらに国内で処理されてきた単純労働はAIや機械化で代用され、仕事そのものが新興国などに奪われていって少なくなって行く傾向にあります。
日本人の優秀層と仕事を奪われていく層の二極化は国内外で続いていくと思われます。
そんな二極化していく中、優秀層以外のビジネスパーソンが生き残るには「1%の人・レアな人」になることが必要だと本書では述べられています。
「100人に1人の人」になる
「100人に1人の人」になる。
一つの分野で「1万人に1人」や「100万人に1人」になるのは至難の技で、本書内で計算されている「100万人に1人」はオリンピックの出場できる選手になるおよその確率、さらに「1000万人に1人」はノーベル賞受賞者の確率らしいです。
でも、何個かの分野をかけ合わせたら「100万人に1人」も夢じゃない。
まずは、1つの分野で「100人に1人の人」になって、次に違う分野で「100人に1人の人」になって、2つの分野をかけ合わせたら100×100で「1万人に1人の人」のレアな人になろうと言う考え方です。
筆者の場合、「営業」「プレゼン」「教育」の分野で「100人に1人の人」になれたので結果的にその3つをかけ合わせて「100万人に1人の人」になることができたと述べています。
この考え方はすごく面白いと素直に思いました。
ロールプレイングゲームの「ドラクエ」をやったことがある人なら分かると思いますが、主人公の職業を「戦士」としてレベル50、「武道家」としてレベル50にすると、それをかけ合わせて「バトルマスター」という一段回上の戦い専門の職業になれるっていう考え方と一緒です。
また筆者はこれからは好きを追求していくことが職業になる時代だとも言います。
つまり、好きなことや没頭できることに時間を費やし、分野ごとに「100人に1人」を目指してどんどん出来ることをかけ合わせれば自分もレア人材になれるということです。
1万時間で1%のプロになる
本書では引用を用いて、1万時間をかければ、どんな人でも、どんなことでも必ずプロレベルに達する事が出来ますと述べています。
世界中の成功者などは、天性の素質や才能よりもどんな時代・どんな環境・誰と切磋琢磨したかなどの「環境要因」が必要条件だったと言います。その練習量が「1万時間以上」が十分な条件だと説明をしています。
好き・嫌い・得手・不得手もなく、とにかく1万時間を一つのことに投資する。自分には特別な能力がないと思い込んでいる多くの人の背中を押してくれる法則だと思います。
最後に
最近のビジネス書を読んでいると、とにかく個人の力を磨いておく事が、今後の未来を生き抜く助けになるとよく目にするが、本書のように具体的に方法論を書いているのは珍しいと思います。
恐らく、他のビジネス書を書いている人たちもこの本を経由して、咀嚼した事をその人の思考で本にしている気がします。
ここではざっくりと大まかな要点を書きましたが、ビジネスパーソンが目指すべき4つのエリアをマトリックスにしてあり、それぞれのエリアで「100人に1人の人」になる条件を説明してあります。
「自分はこのタイプだ」と思ったところだけを参考までに読むのもいいし、4つのタイプから美味しいとこどりしてもいいと思います。
実際に本書を手にとって自分はどのタイプで将来どこに向かうべきかを考えてみてほしいです。
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