今週のお題「読書感想文」
こんにちは~。
かあいがもん氏著書の『お父さんの日記』を読了したので、今回は読書記録です。
ワタシ世代の方々ならご存知かと思いますが、かあいがもん(河相我聞)氏は俳優さんです。代表作は『天までとどけ』『未成年』などです。
かあい氏と二人の息子の父子家庭の日常を記録した同名のブログ『お父さんの日記』を書籍化したものです。
書籍紹介
42歳の中卒の父親、23歳と15歳の息子。一家全員フリーター……?
それでも家族はこんなに楽しい!
問題続出の家族の日常も、感じ方によっては幸せな毎日となります。
漫画家・瀧波ユカリ氏がツイッターで絶賛すると、
たちまち「癒やされる」「文才がすごい」と1日で47万PVを突破した、
俳優・河相我聞のブログ『かあいがもん「お父さんの日記」』が、堂々書籍化。
すべての親と子に贈る、なぜか心がキュンとする泣き笑い脱力エッセイです。
お父さんの日記(Amazon)より引用
少しイレギュラーな人生を送ってきた著者の、ちょっと(というか結構)ズレてるけど、なんとなく納得させられてしまうイレギュラーな子育て論?!とも言いましょうか。
進学のこと、勉強のこと、将来のこと、性のことなど、かあい氏と二人の息子のやり取りがシュールで面白い、ほっこりする一冊でした。
はてなブログ『お父さんの日記』が書籍化
書籍化されたブログです。ワタシも以前から愛読していました。
ほんわかしていて言い得て妙な表現がとても読みやすいブログです。
勉強嫌いが高じて、なんとか勉強をしない道を選んで今の自分がいると本中では仰っていますが、”本当に中卒?”って言うくらい人を魅了する文章です。
あと、この知識量はどこで習得したのだろうと思うくらい豊富です。机の上での勉強よりも経験から勉強することが多かったと著者は言いますが、実際の人生経験と役者としての疑似経験を見事にインプットしていて、アウトプットも秀逸なので、もともと頭良いんじゃないの?って思っています。
会話が多くて信頼関係が強い、お父さんと二人の息子
内容のほとんどが、かあい氏と二人の息子との日常を描いたものです。
通読して、一番の印象は『この親子は会話が多い』ということ。どんな些細なことでもしっかりと親子で会話しているエピソードが非常に多い。仲が良いという言葉で表現しても間違いではないけれども、その仲の良さは”親子の会話が多い事”から来るものだと本書からは感じました。
進学のことや勉強のこと将来のこと性のこと。親になれば、子供が成長に伴い抱える悩みや不安や問題に寄り添い、時に対峙することは避けては通れないと思います。
特に思春期に差し掛かった子供の扱いは難しいように思うが、かあい氏はいろんな諸問題に明るく向き合い、親としての道標を示しますが、最終的には子ども自身が進むべき道を自主的に判断できるように折り合いをつけているように見受けました。
その判断が、世間一般から見るとズレていたとしても、強く修正しようとしない。子供の判断を尊重しているように見えます。
日頃の『親子の会話の多さ』が父子の間で信頼関係を強固な物にしているんだなと感じました。
なんとなく、『天までとどけ』の家族のようです。
かあい氏の自分を信じる力
イレギュラーな人生を送ってきたかあい氏。波乱万丈の人生で豊な人間味を蓄えてきた素敵な方であることは本書からひしひしと伝わってきた。
物事に対して本質を見ようとする深く追求して考察する姿勢や、ピンチに陥った時こそステップアップできるタイミングだと考える思考。そして不安を恐れず思い立ったらなんでも挑戦する姿勢。まるで、経済人の思考のようです。
それには、この記事に書かれていることが根底にあるからでしょうね。
自分を信じるとは、自分自身と向き合って自分のことを知ろうとできるか。
自分を信じているから、楽観的にも居られるし、結果がどうであれ受け入れられる。とても器の大きい素晴らしい人間性と触れ合ったと思います
最後に
『お父さんの日記』とても面白く読了させていただきました。同じ父親としても参考になった部分とならなかった部分もあり・・・。ワタシも同年代くらいの子供がいますので、父と息子の関係性という部分では非常に参考になりました。
つい先日、ワタシも息子と勉強のことで対峙する事がありましたので、それ以前にこの本と出会っていればよかったかもと思いました。
とても読みやすい文章と癒やされる父子関係がオススメの一冊です。
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