こんにちは。
知らない間に我が家で子供の『お小遣い制』が始まっていました。
小中学生ですから自然なことだと思いますが、ウチの場合はスタートが遅かったですね。今までは申告制。お金の必要がありそれを親が必要と認めた場合だけ経費を渡すというシステムだったので。
まぁ、月極でお金を自分で管理することもいい勉強ですからね。ただ、お金と言うものはトラブルを引き起こす原因にもなりかねないので、注意すべき事は教えておきました。
お金は大事に使いなさい
まず心得。お金を得るにはいくつかの手段があるけど、タダ同然でもらえるということはあり得ません。お父さんお母さんの場合、仕事を見つけて働くことと交換でお金を頂いてくる。その一部をお小遣いとして君たちに渡しているんです。
何のために渡しているか?お金の勉強のためです。お金があるから好きなものを好きなだけ買いなさいと言う意味で渡していません。
そのお小遣いで何を買い、何に使うかは確かに自由ですが、お金というものは不思議なもので使い方によって損をしたり得をしたりします。
どういうことかはそのうち教えます。
まずは、お金は大事に使うことを忘れないように。
奢ったり奢られたりしない
自分より多くお小遣いをもらってる友達がいると思うし、自分より少ないお小遣いの友達だっていると思います。
ときには奢ってあげると言われる場面に遭遇することになると思いますが、断ることをオススメします。
よく考えてみて。自分に何の得もないのに人にお金をあげるような事しますか?
なぜか、人に比べてお金を多く持っていると、自分は何でもできると思ってしまう事があります。これは子供大人関係なく。
お金さえあれば、他人を自分の思うままに言うことを聞かせられると考える人がいます。
奢ってあげるの言葉の裏には『言うこと聞けよ』という言葉があることが多いのです。
『こないだ奢ってやったから、オレの言うこと聞けよ。聞けないならこないだの金払えよ』ってこと。気をつけましょう。
そして、『言うこと聞けよ』という言葉を隠すように上から『奢ってあげる』という言葉を重ねる人にはならないように。
なにより、君のお小遣いは親からもらったお金なので、奢りたくなったら自分で稼ぐこと。
お金の貸し借りはしない
少しお金が足りない時は、潔く諦めなさい。それかお父さんお母さんに相談しなさい。
間違っても友達から足りない分を借りることはしないように。
友達からお金を借りると言うことは、お金と交換で友達が君たちへの『信用』を持つということです。もし返せなかったり、返すのが遅くなったりしたら、友達が持っている君たちへの『信用』がなくなると思ってください。
わかりやすく言えば、友達を一人無くすことになります。たった僅かなお金のために。
友達を無くしたくないなら、借りるのは言語道断。そして貸すのも辞めておきましょう。
お金を貸してくれと言われたら、友達でいたいのなら断りましょう。お金にルーズな関係はすぐに壊れます。
大人子供に関係なく、お金にルーズな人はあらゆる面でルーズです。そういう人は悪気なく君たちのお金や時間を奪っていきます。
強い言い方になりますが、そのような人だと分かった瞬間にその友達とは距離を置きなさい。多分、君たちの人生にきっと必要のない人だと思います。
ただ、『貸す』ことには例外があると思っています。
友達が困っている場面に遭遇することもあると思います。お金を落とした。盗まれた。そのせいで、電車やバスに乗れない、帰れない。会費が払えない。
そんな時は君たちが判断しないといけません。
その友達を助けてあげたい。その友達は本当に信用できるし、お金も貸してあげれる範囲だと思ったら貸してあげなさい。困ってるのならそれは人助けです。
でも、貸したお金は必ず返してもらえると思わないこと。返してもらえなくても気にしないこと。だって人助けですから。
最後に
偏見が強いかもしれませんが、ワタシがお金について子供に教えたことです。まだまだ他にも伝えないといけないことがたくさんありますが、最初はこんなもんで。
今後、お金にどのような価値を見出すのか。わかりませんが、お金を粗末に扱う人にならないようにだけ。それだけです。