『妄想席替え』なるものを見ました。有名人ばっかりの教室の数か所に虫食いがあって、どの有名人の隣に前に後ろに座るかと妄想する遊びですね。
席替えで取り合いになるほど競争率が激しくなるのは今も昔も変わらず『後ろ3列までの窓側』で、最後まで誰も行きたがらないのは今も昔も変わらず『教卓前』だそうです。
これを見てて、ふとワタシの高校時代を思い出しました。ワタシは高校2年・3年はずっと志願して『教卓前』に座りました。
最初は授業中にふざけることが目的
高校1年まではワタシも普通に後ろの席がいいなと思っていたのですが、高校2年になった時に受け持ってくれた担任がわりと”話の分かる人”だと気づいたことがきっかけでした。ワタシの通ってた高校はかなり厳しい校風だったので、授業中のおふざけはご法度でした。
が、『この担任ならおふざけができるかも』と思ったんです。
新学年始まって最初の席替えの時に、イチかバチか『教卓前』をワタシが志願していきました。もちろんその時のクラスメートは”アイツ何考えてんだ?”っていうような反応。そりゃそうですよね、成績も悪いし勉強する気もない奴がそこを志願するわけですから。
そこから、ワタシの絶妙な授業妨害(言い方悪い!)が始まるわけです。
懐に入れる先生を見極める
ワタシも向こう見ずな性格ではないので、席替え直後はおとなしく様子を伺ってました。というか、先生の品定め。
頭カチカチのジョークが通じない、あるいはすぐ怒る先生と比較的ジョークも受け入れてくれる先生。バリバリにふざけてくれる先生。
まず、担任はクリアしてたので、科目ごとに後者2つに当てはまる先生をピックアップしその先生の授業でふざけてみることにしました。
具体的にどんなことを試みたか
どんな事試しましたかね。
注意されたときに許してもらえそうな言い訳を考える
・授業中に寝てた時に注意されたら
ワタシ:『アメリカの銃社会について考えてた』先生:『今考えんでええ!』
クラス『笑』
ワタシ:『去年亡くなったおばあちゃんと会話してた』先生:『おばあちゃんに授業中は来んでええって言うといて』クラス:『笑』
etc
休憩時間にクラスメートに手足縛ってもらって教卓の下に閉じ込められた体で
これは、先生の反応が悪すぎたのでこのまま50分授業中教卓の下にいてやりました。もっとうまく処理してくれてたら普通に席に戻ったのに。
国語の授業で琵琶法師になる
琵琶法師の説法音源をラジカセで聞かせるという国語の授業をすると予告があったので、”これはチャンス”と先生にワタシの演出をプレゼン。昼休み明けの5限目にそれがあったので、2限目くらいから口数少なく体調悪いようなそぶりで、4限目で早退したとクラスメートには思わせるよう段取り。
5限目が始まって20分過ぎくらいに、全身緑のジャージを着て、ハゲヅラを被ったワタシがラジカセをもって『琵琶法師ですが~、ご依頼のクラスはこちらでしょうか~?』『最近は琵琶もなかなか高いんでラジカセですんませーん』と入場。これは爆笑いただきました。
先生にさせたこと
・体育祭で手作りの”アホアホマン”の衣装を着せて歩かせた。(ダウンタウンのコントのやつね。)
・修学旅行のオリエンテーションでカッパの衣装を着せた。
これは授業関係ありませんね。でもこれだけ先生との距離が縮まったということです。
思い起こせばまだまだやったことはいっぱいあるんですが。。高校生が考えることですから、ほんとに低レベルな事なんですが、高校生活が厳しすぎたからこそ、怒られるか怒られないかのギリギリを攻めることが学校生活のメリハリになったわけです。
で、ワタシが『教卓前』の席を志願するようになってそれからどうなったかは、次の記事にします。