お元気ですか?ワタシは元気です。

関西在住のアラフィフ会社員による、めちゃくちゃインドアな雑記ブログ

【読書記録】これからの時代の会社員、サラリーマンへ。理想の働き方の方向性を探すために読むべき本だ。

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10年後の仕事図鑑~新たに始まる世界で、君はどう生きるか~

堀江貴文氏×落合陽一氏の共著。数年前に10年後に「消える仕事」「無くなる仕事」が記事になって話題となりました。AI技術やロボット技術の急速な進歩が色んな仕事が自動化し、人間にとって代わる存在になる未来は避けられないようです。

そんな10年後に不要になる仕事、伸びてくる仕事をこの二人のフィルターを通して解説した本です。それだけじゃなくて、そういう新しい時代にどう生きて行くかのヒントが書かれています。

ワタシも将来に不安を感じている一人だが、おおよその方向性を知っておきたいと手に取った本です。その中から印象に残った事を書いてみたいと思います。

 

自分たちの好きなことを仕事にする時代になる

 AI技術やロボット技術が進歩して人間の代わりに台頭してきたら、明らかに今のワタシたちの仕事は奪われていくのは自然な事。人間はやることがなくなって暇を持て余す時代になり、『自分たちの好きなことを仕事にする時代になる』と堀江氏は言います。

これは最近のビジネス書ではよく言われていることで、かいつまんで言うと、誰にとっても仕事は与えられるものから自分で作るものになるということ。会社員であるワタシ達はいつまでも雇われ労働者という意識では未来はないということでもありますよね。

 

自分の好きなことに熱中する。仕事になるまで熱中する。

 『好きなことを仕事にする』ためには、好きなことに熱中することだと本書では指摘しています。仕事にできるレベルまで熱中しそれを発信する。インターネットやSNSの影響力が凄まじい時代は誰でも個人が好きなことで仕事を作り発信していくことができる。一つでも熱中できることを多く見つけた物が勝つ。これからは企業間競争よりも個人間競争が激しくなるとワタシは解釈しました。その競争に勝つには。

 

自分自身の価値を上げる

企業間でも同業他社があるように、個人にも当然だが競合する個人が現れる。その競合から抜きん出るには『自分の価値を高める』ほかにない。好きなことをやって、その体験を価値に変えていこうと落合氏は言う。落合氏はいろんな仕事を手掛けているがどれも趣味のようなものだとも。好きな事に手を出していると自分の中に価値が溜っていき、技術不足はテクノロジーが補ってくれるから全てがプロレベルである必要がないとさえ言う。それに加え、現在成功している人たちは毎日何かを思いを込めて発信し続けていると堀江氏は指摘する。

また、自分の価値を上げる具体的な考え方は掛け算だという記述も興味深かったです。他の書籍からの引用だったが、例えるならば、ドラクエにおけるバトルマスターや賢者のような考え方でワタシの中で視座が広がった気がしました。

 

新しい時代の会社との理想的な関係

ワタシも会社員なので漠然と将来について不安を覚えている一人だ。これからAIなどの台頭で省人化する社会となったら、テクノロジーが進んでついていけない世の中になったらワタシは食いっぱぐれるのだろうか。と。 

AI技術が将来人間の仕事を奪うとは言え、会社という形態がなくなるのだろうかという疑問には、会社は無くならないだろう。ただし、会社との付き合い方は変わるだろうと落合氏は言う。

一安心したいところだが、会社との付き合い方の理想は『経営者=労働者』でありこれまでのトップダウン経営ではなくチーム経営で個人それぞれが会社を動かすことだと言う。

なるほど、これからは会社においても『個』の時代。個人の価値を上げて、会社と対等に渡り合い、社内で好きな仕事に熱中する人材。会社から利益を得て、会社に利益をもたらす個人。しかもあくまで個人だ、会社に属する某では決してない。

最近でいうと吉本興業のエージェント契約みたいな働き方も会社員の選択肢になってくるんじゃないかなとも思いました。仕事をする選択肢が増えますからおちおち無駄な時間を過ごしている場合ではないですね。

 

最後に

AI技術やロボット技術の進歩は凄まじいですが、ワタシたち人間の敵では決してないと思います。少子高齢化、人手不足が深刻な現状に人の代わりとして産業を補ってくれる強い味方です。テクノロジーを使う側の思考に変われば何も慄く必要はないと思います。それに機械には機械が得意とする分野がありますから、人間にしかできないところで勝負しましょう。人間にしかできないこと。それはコミュニケーションが大きなところを占めると確信しました。これからは人同士の繋がりが鍵になりそうです。

これまで書いたものは本書のほんの一部のエッセンスです。たまたまワタシが刺さった部分を書いているだけです。他にもお金の事や社会構造の変化など勉強になることたくさんあります。読む人によっていろんな視座で考える事ができるのではないかと思います。

具体的にこんな仕事がなくなる、こんな仕事が伸びてくるというような事は実際にこの本を手にとって読んでみてください。